巨大ロケット「Starship」2回目の試験打ち上げ、FAAがSpaceXの爆発調査を監督

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巨大ロケット「Starship」2回目の試験打ち上げで爆発、FAAがSpaceXの調査を監督

2023.11.20 15:00

塚本直樹

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 米連邦航空局(FAA)は米国時間11月18日、Space Exploration Technologies(SpaceX)の次世代大型ロケット「Starship」2回目の試験飛行に関するSpaceXの調査を監督すると明かした。

 Starshipはブースター「Super Heavy」と組み合わせることで、全長120mにもなる巨大ロケット。4月に実施した試験打ち上げは失敗に終わり、11月18日に2回目の試験飛行を打ち上げ。ロケット第1段の分離には成功したが、打ち上げから8分後に機体が爆発した。

 FAAはX(旧Twitter)で「FAAに承認された災難調査計画、その他の規制をSpaceXが遵守しているかどうかを確認するため、同社が主導する災難調査を監督する」と述べている。今回の打ち上げによる負傷者や公共物への被害は報告されていない。

 今回のStarshipの打ち上げは、4月のミッションとは異なり、Super Heavyの33基のエンジンがすべて正常に燃焼した。Starshipの6機の「Raptor」エンジンも長時間燃焼し、ロケットは地上から148kmまで上昇した。

(出典:SpaceX)
(出典:SpaceX)

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