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米上院、軌道デブリ法案を可決–除去プログラム創設をNASAに指示

2023.11.09 08:30

塚本直樹

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 米上院で米国時間10月31日、軌道上の宇宙ゴミ(スペースデブリ)除去プログラムの創設を米航空宇宙局(NASA)に指示する法案が可決され、2度目となる下院に送られた。

 全会一致で可決された「2023年軌道維持法(ORBITS)」には、「軌道上のデブリの修復につながる技術の研究、開発、実証に対して、賞を授与する実証プロジェクト」の設立が含まれる。デブリ除去の実証ミッションでNASAがパートナーシップを結ぶことも要求している。

 これらの実証ミッションで除去できるデブリは、米商務省が「衛星と軌道上での活動の安全性と持続可能性を向上させるために作成したリスト」から選ばれる。

 米上院商業委員会の上院議員Maria Cantwell氏(民主党)は「ORBITS法は危険な宇宙ゴミが衛星に衝突したり、NASAのミッションを脅かしたり、地上に落下して誰かを傷つけたりする前に除去するために、必要な技術開発を加速させるだろう」と述べた。

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