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アストロコネクト、プラネタリウム施設の再活用支援サービスを提供
2023.11.02 07:30
アストロコネクト(川崎市多摩区)は11月1日、「プラネタリウムRe活用サービス」を開始したと発表した。観客席100席未満の既存プラネタリウム施設の継続運用、運用を休止したり休館したりしているプラネタリウム施設の再活用を支援する。
同社によると、日本全国には約300カ所以上のプラネタリウム施設があるという。その中でも、席数が100席未満の施設は、多くが設置されてから30~40年が経過。多くの施設では、プラネタリウムで星空を映し出す投影機の老朽化が問題となっている。
既存の投影機をメンテナンスするにも、設置年数が経っていることもあり、メンテナンスそのものが難しいケースもある。投影機を撤去して新規に投影機を設置する場合には、新規投影機の費用だけでなく、旧投影機の撤去費も発生するため、多額の費用が必要とされている。
今回のサービスは、プラネタリウム施設を維持、管理する企業や団体向けのサービスとして展開する。
旧投影機をそのままに新規投影機を設置し、投影可能な状態にすることで既存施設を最大限有効活用できるという。旧投影機をそのままに事業を継続することで、改めてメンテナンスし、再度運用するといったことも可能としている。
専門の知識を必要としない低コストの新投影機の導入から、自動解説番組の制作、イベント企画、オリジナルロゴ制作など、投影機から施設運営で必要なコンテンツを提供していく。
アストロコネクトが提供している「天井プラネタリウム」で得たノウハウに基づいた「Re活用機材提供力」や番組企画の実績に基づいた「継続的なコンテンツ提供力」、ロゴデザインから商品デザインまで幅広い実績に基づいた「デザイン提案力」などが特徴だという。
Re活用機材提供力では、コンピューターでプラネタリウムソフトを操作し、その映像をドームに映し出す形式をとることで、コンピューター内のプラネタリウムソフトを更新して、新たな天体も用意に追加できると説明。地球以外からの宇宙の様子を表示することも、360度全周映像も投影できるとしている。
継続的なコンテンツ提供力では、YouTubeライブ配信番組「オンラインプラネタリウム」で、年間50本以上の配信内容を企画し続けてきた実績に基づいた継続的なコンテンツを提案、提供できるという。
デザイン提案力では、業界のデザイン業務支援の実績を持つデザイナーが、良さを最大限伝えられるデザインを提案。プラネタリウムオリジナルのロゴデザイン、オリジナルグッズのデザインからチラシやポスターのデザインまで、幅広いデザイン提案が可能だとしている。