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インド、2040年までに有人月面着陸へ–2035年には宇宙ステーション建設も
2023.10.19 12:34
インド宇宙研究機関(ISRO)は現地時間10月17日、2035年までに宇宙ステーションを建設し、2040年までに月面に宇宙飛行士を送り込むと発表した。
今回の発表は、インドの有人宇宙飛行計画「Gaganyaan」(ガガンヤーン)の進捗状況の評価の一環で明かされた。Gaganyannでは2025年に3人の宇宙飛行士を地球低軌道(LEO)へと送り込む予定だ。
また、インドの宇宙ステーションは「Bharatiya Antariksha Station」と呼ばれ、2035年までに設置される。さらに、2040年までのインド初の有人月面探査を実施を目指すといい、一連の月探査機「Chandrayaan」ミッションや、次世代ロケット「NGLV」の開発、新しい発射台の建設などのロードマップが作成される。
インドのナレンドラ・モディ首相は、金星探査や火星探査を含む惑星間ミッションに取り組むように呼びかけ、宇宙探査において高みを目指すという方針を掲げた。
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ISRO