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日本科学未来館の常設展示「Geo-Cosmos」、11年ぶりに刷新
2022.06.01 08:00
アストロデザイン(東京都大田区)は5月31日、日本科学未来館(東京都江東区)の常設展示「Geo-Cosmos(ジオ・コスモス)」のコンテンツ再生装置として再生装置「HP-7524-Geo」を納入したと発表した。
Geo-Cosmosは、日本科学未来館の初代館長で元宇宙飛行士の毛利衛氏の「宇宙から見た輝く地球の姿を多くの人と共有したい」という想いから生まれたシンボル展示。2001年の開館当時から常設されている球体ディスプレイで、人工衛星が撮影した地球上の雲の動きなどを映し出している。
今回、11年ぶりに刷新。1万362枚の有機ELパネルを最新のLEDパネルへ変更。よりリアルでみずみずしい地球の姿を映し出すためのプレーヤーとしてHP-7524-Geoが採用されたという。
HP-7524-Geoは、「H.265/HEVC」コーデックを搭載した8Kコンテンツ再生装置。外部制御によるシームレスな連続再生やコンテンツ登録に対応する。色空間はYUV4:2:2で10ビットフォーマット、7680×4320または7680×2160の59.94pの映像と、AACコーデックで48kHz、2チャンネルまたは8チャンネルの音声に対応している。
同社によると、「一切の遅延も無いシームレス連続再生」と「指定したスケジュールでの複数コンテンツ再生」を強みとしているという。新しいGeo-Cosmosは、電通、三菱電機、ゴーズ(東京都渋谷区)、GKテック(東京都豊島区)の4社のプロジェクトにより制作され、4月20日から一般公開されている。