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中国の宇宙ステーション「天宮」大幅拡張–モジュール倍増、母港化構想も

2023.10.06 11:04

塚本直樹

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 中国空間技術研究院(CAST)は第47回国際宇宙会議(IAC)で、「天宮」宇宙ステーションへの新モジュールの追加と、宇宙船のサポートに関する計画を語った。米SpaceNewsが報じた。

出典:CMSA/CCTV/Chinese Academy of Sciences

 天宮はコアモジュールの「天和」と、2つの実験モジュール「問天」「夢天」が合体した構造で、2021年から運用が開始された。中国空間技術研究院は以前も天宮への新モジュールの追加を検討していると語っていた

 CASTによれば、中国は天宮を現在の3モジュール構成から6モジュールへ拡張するという。これにより、総重量は180トンとなる。この拡張に向け、ドッキングポートを備えた多機能拡張モジュールが数年以内に打ち上げ、天宮の前方へとドッキングする。また、居住区として使える膨張式モジュールの開発も進んでいるという。

 さらに、天宮が軌道上の宇宙船にサービスを提供するというアイデアも明かされた。これが実現すれば、「宇宙の母港」としての役割も果たせるようになる。

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