小惑星探査「OSIRIS-REx」の容器を開封--黒っぽい粉や砂粒のようなものが付着

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小惑星探査「OSIRIS-REx」の容器を開封–黒っぽい粉や砂粒のようなものが付着

2023.09.29 11:52

塚本直樹

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 米航空宇宙局(NASA)の小惑星探査ミッション「OSIRIS-REx」で持ち帰られた試料(サンプル)の容器がヒューストンのジョンソン宇宙センターで開封された。

 OSIRIS-RExは2016年9月に打ち上げられ、小惑星「Bennu(ベンヌ)」のサンプルを回収。2023年9月に地球にサンプルが到着した。現在、同探査機は新たな小惑星探査ミッションへと旅立っている

 科学者が容器を開けたところ、蓋の内側と底に黒っぽい粉や砂粒のようなものが付着していたという。サンプルを解析することで太陽系の成り立ちと初期の進化、Bennuのような小惑星が生命の起源となった可能性の解明が期待されている。

 今回は容器が開封されただけで、主要なサンプルはまだ取り出されていない。研究チームはサンプルが容器などに接触しないように、慎重に取り扱う必要がある。

(出典:NASA/Robert Markowiz)
(出典:NASA/Robert Markowiz)

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