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アストロスケール米法人、米宇宙軍から燃料補給衛星を受注–2026年に試作機
2023.09.27 12:53
アストロスケールホールディングス(東京都墨田区)の米法人Astroscale U.S.(米コロラド州デンバー)は、人工衛星に燃料補給できる衛星の開発業務を米宇宙システム軍団(Space Systems Command:SSC)から受注した。契約金額は、2550万ドル(約38億円)。
地球を周回している人工衛星は、大気の抵抗によって高度が下がってしまうので、時折軌道修正する必要がある。宇宙ゴミ(スペースデブリ)回避などのために軌道を変えることもあり、そのための燃料を搭載している。燃料を使い切ってしまうと軌道修正ができなくなり、最終的に運用終了に至る。
こうした衛星に軌道上で燃料を補給して寿命を延長するため、Astroscale U.S.は燃料補給衛星の開発に取り組んでいる。今回の契約に基づき、Astroscale U.S.は2026年までに燃料補給衛星の試作機をSSCに提供する。
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米宇宙システム軍団メディアリリース