Stoke Space、再利用可能ロケット2段目の試験飛行に成功--大気圏再突入して垂直着陸

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Stoke Space、再利用可能ロケット2段目の試験飛行に成功–大気圏再突入して垂直着陸

2023.09.22 14:26

佐藤信彦

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 再利用可能な2段式ロケットを開発中の米Stoke Spaceは、2段目のプロトタイプ機の飛行試験「Hopper2」を実施し、予定通り垂直浮上と垂直着陸に成功した。

 Stoke Spaceは、1段目だけでなく2段目の再利用も可能なロケットの開発に取り組んでいる。1段目は液化天然ガス(LNG)/液体酸素(LOX)ロケット、2段目は液体水素(LH2)/LOXロケットで、いずれも打ち上げ後に指定した地点へ降下して着陸できる。ロケットは再利用可能で、24時間以内に再び打ち上げ可能だ。

開発中のロケット(出典:Stoke Space)
開発中のロケット(出典:Stoke Space)

 1段目と違って2段目は宇宙空間に到達するため、着陸するには大気圏に再突入しなければならない。そのため、Stoke Spaceの開発している2段目には、再突入時の熱からロケットを守る耐熱シールドが設けられ、低温のLH2とLOXを通すことで冷却する仕組みも備える。

 試験飛行は、ワシントン州モーゼズレイクにある同社の試験場で実施。プロトタイプ機は高さ30フィート(約9m)まで上昇した後、目標エリア内に垂直着陸した。飛行時間は15秒。

Hopper2試験の様子(出典:Stoke Space公式Xアカウント)

 この試験では、エンジンや冷却システム、固定式ノズルの動作と、制御ソフトウェアと管制システムなどの動作を確認。これで、予定していた一連のHopper試験はすべて終えた。

取り組みの紹介ビデオ(出典:Stoke Space/YouTube)

関連リンク
Stoke Spaceウェブサイト
Stoke Space公式X(旧Twitter)アカウント
Stoke Spaceプレスリリース

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