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中国宇宙ステーションに「宇宙菜園」–飛行士の食料源に、100種類の種子を保管
中国宇宙ステーション「天宮」に滞在している宇宙飛行士が、栽培中の野菜を手入れしている様子を中国国営放送のCCTV+が報じた。
天宮は中国が独自に運営している宇宙ステーションで、2022年に基本形が完成。現在は宇宙船「神舟16号」で打ち上げられた3人の宇宙飛行士が滞在している。
天宮では、宇宙飛行士の食料として野菜が栽培されている。栽培装置では温度、湿度、酸素、二酸化炭素がコントロールされ、野菜の育成に合わせた環境が作り出されている。また将来的には、微小重力が植物の成長に与える影響の研究も予定されている。
現在、天宮には100種類もの種子が保管されている。一方で、宇宙飛行士は「天舟」貨物船からの食料の補給を得られ、120種類もの料理を楽しむことが可能だ。
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CCTV+