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英大生グループ、ロケットを打ち上げ試験–修復作業なしに24時間で再打ち上げ狙う
2023.09.21 15:57
再利用可能ロケットの開発に取り組んでいる英国の大学生グループ、Karman Space Programme(KSP)は、2段ロケット「Orion」を米国で9月24日に打ち上げ試験する。
KSPは、理工系大学インペリアル・カレッジ・ロンドンの学生を中心に2021年に活動を開始。再利用可能なロケットを2024年に打ち上げる計画だ。Orionのほか「Nebula」「Vega」「Aurora」という「NOVA」シリーズのロケットを開発している。
Auroraは、高度100kmに到達できる再利用可能なロケットで、長さ11m、直径0.5m。打ち上げから43秒間エンジンを燃焼させた後、微小重力状態を100秒以上保てる。2つのパラシュートを開いてゆっくりと高度を下げ、着陸できる。
再打ち上げに必要な修復作業はほとんどなく、24時間以内に再び打ち上げられるとしている。
Orionの打ち上げ目的は、ロケットの回収と再利用を試験すること。カリフォルニア州モハーベで打ち上げ、その様子をライブ配信する予定。
関連リンク
KSPウェブサイト
Aurora概要(PDF)
KSPプレスリリース