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夢や願いを月面に届ける無料サービスを開始–INAMI Space Laboratory

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　INAMI Space Laboratory（東京都中央区）は、夢や希望に関するメッセージをロケットに載せて打ち上げ、月面へ届ける無料サービス「Wish to the MOON」を開始した。

　同社は、2022年に稲波紀明氏が創業した、宇宙進出を目指す人や企業をトータルサポートする宇宙ベンチャー。同社の最高経営責任者（CEO）である稲波氏は2005年にVirgin Galacticの宇宙旅行に申し込み、世界最初の宇宙旅行者100人に選ばれている。

　Wish to the MOONは、寄せられたメッセージをデータ化してSDメモリーカードに記録し、特別に設計したカプセルに封入する。そして、米国からロケットで打ち上げ、着陸船で月面に届ける。

　稲波氏は、宇宙旅行に申し込んだ結果、「普段から宇宙を意識するようになったおかげで視野が広がり、日常生活が楽しくなりました」と話す。そのうえで、Wish to the MOONを「多くの方々に宇宙を身近に感じてほしいという想いから、無料でサービスをリリースします」と説明した。

　参加申し込みとメッセージ送付は、ウェブサイトで行う。参加者には受領証が届き、月面到着時には着陸場所の掲載された到着証明書が届けられる。

　打ち上げ時期は2024～2025年の予定。ロケット打ち上げの様子はSNSで配信され、実費を負担すれば現地で打ち上げを見学することも可能だ。

関連リンク
INAMI Space Laboratoryプレスリリース
Wish to the MOON