「ワンチップ顕微観察」のIDDK、UAE宇宙機関に宇宙バイオ実験サービスを提供

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「ワンチップ顕微観察」のIDDK、UAE宇宙機関に宇宙バイオ実験サービスを提供

2023.08.22 14:09

佐藤信彦

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 顕微観察技術「Micro Imaging Device(MID)」を提供しているIDDK(東京都江東区)は、アラブ首長国連邦(UAE)の宇宙機関であるムハンマド・ビン・ラシード宇宙センター(Mohammed Bin Rashid Space Centre:MBRSC)とのあいだで、MIDベースの宇宙バイオ実験サービス提供に関する戦略的提携を結んだ。7月17日にUAEのアブダビで開催された「日・UAEビジネス・フォーラム」で了解覚書(Memorandum of Understanding:MoU)を交換した。

 MIDは、光を感知する微細な素子をメッシュ状に並べた一種のイメージセンサー。センサー上に観察対象物を置くと、メッシュの細かさに応じた解像度で観察できる、ワンチップ顕微観察技術だ。一般的な光学顕微鏡と違ってコンパクトな観察デバイスを作れるため、宇宙ステーションのような広さの限られた空間でもバイオ実験などに利用しやすいという。

半導体技術を応用して作るMID(出典:IDDK)
半導体技術を応用して作るMID(出典:IDDK)
センサー上の対象物を顕微観察(出典:IDDK)
センサー上の対象物を顕微観察(出典:IDDK)

 IDDKは、MIDを使った観察モジュールを開発するとともに、モジュールを活用したサービスの提供に取り組んでいる。国内外のパートナーとも連携し、宇宙バイオ実験プラットフォームの構築も目指す。

 今回の提携を通じ、IDDKはUAEの科学者や研究者へMIDベースの宇宙バイオ実験サービスを提供する。宇宙バイオ実験プラットフォームの構築でも、UAEの関係者と協力していく。

MIDでヒルガワムシを撮影した映像(出典:IDDK/YouTube)
「ワンチップ顕微観察」のIDDK、UAE宇宙機関に宇宙バイオ実験サービスを提供
(出典:官邸ホームページ)

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IDDKプレスリリース



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