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国際的NPOの火星協会、北極圏で火星の生活をシミュレーション–15回目始まる
2023.08.17 12:12
火星での探査、植民の促進を目的とした、国際的な非営利団体(NPO)であるMars Society(日本では日本火星協会)は、火星での居住をシミュレートする、15回目のミッションを7月に開始した。
クルーはフラッシュライン火星北極調査基地(Flashline Mars Arctic Research Station:FMARS)に到着し、模擬火星滞在をスタートさせた。
FMARSはカナダのヌナブト準州デヴォン島のホートン・インパクト・クレーターに設置された火星居住ユニットで、米航空宇宙局(NASA)と共同で火星環境をシミュレーションしている。
15回目のFMARSミッションに参加したのは、イギリス、オーストラリア、アメリカ出身の5人のクルーだ。最初の1週間は施設を点検、アップグレードさせ、世界各国の学生や火星協会のメンバーとライブで会議。7月24日からは模擬火星ミッションをスタートさせている。
FMARSのミッションは4週間を予定。参加しているクルーは「我々のミッションは、人類を火星の旅へと前進させるために、小さいながらも重要な役割を果たしていると信じている」と語っている。
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Mars Society発表