Rocket Lab、旧Virgin Orbit施設でロケット「Neutron」の生産規模を拡大

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Rocket Lab、旧Virgin Orbit施設でロケット「Neutron」の生産規模を拡大

2023.08.16 11:38

塚本直樹

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 Rocket Labは8月8日の決算発表で、5月の破産競売で取得したVirgin Orbitの施設を活用することで開発中のロケット「Neutron」の生産規模が拡大できると明かした。

 航空機からの小型ロケット「LauncherOne」の打ち上げを手掛けていたVirgin Orbitは4月に破産。同社資産へは複数社が入札し、Rocket Labは主要製造施設のリースと機械設備を1610万ドル(約22億円)で落札していた。

 Rocket Labで最高経営責任者(CEO)を務めるPeter Beck氏は、Virgin Orbitの施設の買収について、「中型ロケットのNeutronの運用開始後の生産規模の拡大として、費用対効果の高い方法だ」と説明した。

 買収したVirgin Orbitの施設は、主にNeutronのエンジン「Arcimedes」と複合部品の生産に利用される。Neutronの発表時には2024年の初打ち上げが予定されていたが、現時点では具体的な打ち上げ時期は発表されていない。

(出典:Rocket Lab)
(出典:Rocket Lab)

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