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中国、月の岩石を研究者向けに公開–月面探査機「嫦娥5号」が回収

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　中国国家航天局（CNSA）は月面探査機「嫦娥5号」で回収した岩石の試料（サンプル）を世界の科学者向けに公開した。

　嫦娥5号は2020年12月に打ち上げられ、月の「Oceanus Procellarum（嵐の大洋）」に着陸。1.73kgの月の鉱物をサンプルとして回収し、同国の研究者がさまざまな分析を進めている。

　CNSAは国際的な研究チームからの提案を受け付けており、6カ月ごとに内容を審査する。月サンプルの配布と返却は、中国科学院国家天文台（CAS）が担当する。

　中国は2024年5月に、月面探査機「嫦娥6号」でのサンプルリターンを予定している。月の裏側にあるアポロクレーターからのサンプルを回収するという、初の試みとなる。

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