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GITAI、宇宙船外模擬環境での軌道上サービス作業実証に成功

2022.04.26 11:03

飯塚 直

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 宇宙用汎用作業ロボットを開発するGITAI Japan(東京都大田区)は4月26日、2月にJAXAの8m級熱真空チャンバー内において実施された汎用作業実証について、すべての作業に成功したと発表した。

 同社は、宇宙に安価で安全な作業手段を提供することを目指す宇宙ロボットスタートアップ。宇宙ステーション船外や軌道上サービスなど、宇宙船外環境下で汎用的な作業が可能なロボットモジュールを開発しており、地球低軌道の宇宙船外環境を模擬した各種環境試験(熱真空試験、恒温槽試験、振動試験、放射線試験)を進めてきたという。

GITAIが実施した地球低軌道の宇宙船外環境を模擬した各種環境試験(熱真空試験

 2月7〜11日の期間、JAXA筑波宇宙センターの8m級熱真空チャンバーにて行われた軌道上サービス作業実証では、同社の自律ロボットによる全ての汎用作業に成功したという。

 具体的には、同社が開発した軌道上サービス用自律ロボットアーム(2m)・ロボットシステムによるソーラーパネル組立などの宇宙組立作業と、バッテリーモジュール交換作業を自律制御によって実施しその全作業に成功した。加えて、14時間連続動作耐久試験も実施。同耐久試験についても、正常に動作し続けたことを確認しているという。

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