愛知県豊橋市で「衛星データ」「宇宙関連技術」事業に補助金、公募を開始

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愛知県豊橋市で「衛星データ」「宇宙関連技術」事業に補助金、公募を開始

2023.07.12 17:12

佐藤信彦

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 サイエンス・クリエイト(愛知県豊橋市)は、人工衛星の利活用を促進するため、「衛星データ」「宇宙関連技術」がテーマの事業に対する補助金の公募を開始している。豊橋市内の事業者と連携した事業であることが条件。

 サイエンス・クリエイトは、愛知県と豊橋市、日本政策投資銀行などの出資で設立された第3セクター。豊橋地域での新産業創出を目的として活動している。豊橋市や豊川市、蒲郡市、新城市、田原市を含む東三河地域を担当している。

 豊橋市は、内閣府と経済産業省から「宇宙ビジネス創出推進自治体」に選定されており、農業IoTと衛星データを組み合わせた実証実験、森林の炭素固定量の推定や森林破壊の状況などをモニタリングする製品の開発などを支援。サイエンス・クリエイトとも連携し、宇宙ビジネスに関する相談窓口の開設、イベントやセミナーなどの開催といったことに取り組んできた。

 今回公募を開始した補助金は、「衛星データ利活用促進支援事業補助金」と「宇宙関連技術事業化可能性調査支援事業補助金」の2つ。各テーマに関する新製品開発を目指した技術検証や調査、実証に取り組む事業に補助金を出す。金額と審査スケジュールは以下の通り。

衛星データ利活用促進支援事業補助金
・補助率:合計金額(税抜)の3分の2以内(上限150万円)
・公募締切:8月10日午後5時
・プレゼン審査:8月中旬
・採択結果公表、事業開始:9月上旬までに

宇宙関連技術事業化可能性調査支援事業補助金
・補助率:合計金額(税抜)の10分の10(上限20万円)
・公募締切:9月8日午後5時
・書類審査:9月中旬
・採択結果公表、事業開始:9月下旬までに

 いずれの補助金も、豊橋市内の事業者と連携した取り組みであれば、全国から申請できる。補助金の相談や申請支援を宇宙ビジネスコーディネーターが受け付ける。7月21日にオンラインで公募説明会を開催する。

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