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Launcherの「宇宙タグボート」、打ち上げ後に異常な回転で制御不能に

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　6月12日に打ち上げられたLauncher Spaceのスペースタグ「Orbiter SN3」が、制御不能に陥った。

　Orbiter SN3はキューブサットなどの小型衛星を搭載し、ロケットから分離した後に適切な軌道へと投入するために設計された。いわば、宇宙版のタグボートだ。また、同スペースタグには、3つの顧客からのペイロードが搭載されていた。

　Orbiter SN3はSpace Exploration Technologies Corporation（SpaceX）のロケット「Falcon 9」により、「Transporter-8」ミッションとして打ち上げられた。しかし、Falcon 9から分離後に異常な回転が発生し、太陽電池パネルによる十分な発電ができなくなっていた。

　分析の結果、異常な回転はソフトウェアの問題が原因だと判明した。Launcher Spaceは2024年2月に予定されている次回ミッション「Orbiter SN5」を、SpaceXの「Transporter-10」で実施する予定だ。