ニュース

有人月周回ミッション「Artemis II」、サービスモジュールをESAがNASAに引き渡し

• #NASA
• #ESA
• #Artemis II

　欧州宇宙機関（ESA）は現地時間6月14日、有人月探査ミッション「Artemis II」で利用されるサービスモジュール「ESM-2」を、米宇宙航空局（NASA）に引き渡したと発表した。

　Artemis IIでは「Space Launch Locket」（SLS）ロケットを用い、宇宙飛行士を搭乗させた「Orion」宇宙船を打ち上げる。宇宙飛行士は月周辺を飛行した後、地球へと帰還する。

　ESM-2は、Orionへの電力や生命維持装置、水、燃料、推進力などを提供する。2021年にはフロリダ州のケネディ宇宙センターへと輸送され、信頼性を確保するための広範囲なテストが実施されてきた。

　ESM-2は2023年後半にOrionに結合される予定だ。その後に宇宙船はケネディ宇宙センター内のロケット組立棟にてSLSに統合される。Artemis IIの打ち上げは2024年11月が予定されている。