ニュース
EchoStar、8月のFalcon Heavyでの打ち上げ狙う
2023.05.13 09:09
衛星オペレーターのEchoStarは、通信衛星「Jupiter 3」の打ち上げの準備が整ったことを明かした。衛星の打ち上げには、Space Exploration Technologies(SpaceX)の「Falcon Heavy」ロケットが利用される。
Jupiter 3は北米向けにサービスを提供する通信衛星で、500Gbpsの通信速度を誇る。もともと2021年の打ち上げが予定されていたが、衛星製造業者のMaxar Technologiesの生産遅延により、打ち上げが遅れていた。
ただしSpaceXは、「より優先順位の高い政府のミッションにより、打ち上げ枠が変更される可能性がある」と警告している。現在は米宇宙軍によるFalcon Heavyを利用した「USSF-52」ミッションが7月に予定されており、その打ち上げスケジュールの影響をうける可能性がある。
Jupiter 3が予定通りに打ち上げられた場合、2023年代4四半期(10月〜12月)に商業サービスの提供を開始する予定だ。