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Starshipの爪痕、ispace月着陸ならず–3分で読める先週の宇宙トピックまとめ(2023年4月24日~4月30日)

2023.05.01 09:02

塚本直樹

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 Space Exploration Technologies(SpaceX)の次世代ロケット「Starship」の打ち上げ失敗による地元への影響から、ispaceの月探査機「HAKUTO-R」のミッション失敗、ロシアによる国際宇宙ステーション(ISS)への残留まで、先週1週間(2023年4月24日~4月30日)のニュースから注目すべき3本をまとめた。

「地震のようだった」Starship打ち上げについて、住民語る

 米国時間4月20日に実施されたSpaceXの次世代ロケット「Starship」の打ち上げは、失敗に終わった。これについて地元の住民からは、「窓ガラスが割れた」「小さな地震のようだった」との報告を寄せている。またSpaceXは、Starshipの破片を見つけた住民に連絡を呼びかけている。

HAKUTO-Rの月着陸は失敗

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(出典:UchuBiz)

 日本を拠点とするispaceが実施した、民間月探査プログラム「HAKUTO-R」の月着陸船(ランダー)のミッションは失敗に終わった。探査機の打ち上げから月への飛行、月周回軌道への到達までは成功したものの、月面へのソフトランディングは達成できなかった。今後、HAKUTO-Rは2024年と2025年にもミッションを予定している。

ロシア、2028年までISSに残留へ合意

 米航空宇宙局(NASA)は現地時間4月27日、ロシアが2028年までISSの運用を継続することを確認したと発表した。なお、ロシア以外のパートナーは2030年までの契約延長を発表している。

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