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有人の月周回ミッション「Artemis II」–ロケット組み立ての様子、NASAが写真公開

　米航空宇宙局（NASA）の次期月探査ミッション「Artemis II」で利用されるロケットの、組み立て現場の写真が公開された。

　Artemis IIでは「Space Launch System（SLS）」ロケットにより、宇宙飛行士を月周回軌道へと投入することが目標だ。「Orion」宇宙船に搭乗する4人の宇宙飛行士は月を一周した後、地球へと帰還する。

　NASAのマーシャル宇宙飛行センターにて撮影された写真からは、SLSのコアステージが組み立てられている様子が確認できる。全長65mのSLSの胴体の5個のセグメントはすべて接合されており、エンジンブロックをボルトで固定する作業がおこなわれている。

　今後の作業としては、ケネディ宇宙センターのロケット組立棟（VAB）にてOrionと欧州サービスモジュール、個体ロケットブースターを取り付け、上段ステージ「ICPS」を合体させる予定だ。