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NASA、「火星ヘリ」次世代モデルを開発–ロボットアーム搭載

2023.04.18 10:28

塚本直樹

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 米航空宇宙局(NASA)は火星でのサンプルリターンミッションに向けて、新たなヘリコプターの設計に取り組んでいる。

出典:NASA/JPL-Caltech

 現在火星のジェゼロクレーターでは、NASAのヘリコプター「Ingenuity」が飛行実験を行っている。飛行回数は50回に迫っており、空気の薄い火星における飛行技術を検証している。また、探査車「Perseverance」は、火星地表に試料(サンプル)を封入した「チューブ」を設置し、将来のサンプルリターンミッションに備えている。

 NASAと欧州宇宙機関(ESA)が予定しているサンプルリターンミッションでは、ヘリコプターが火星に設置された試料のチューブを回収する。そしてロケットを用い、試料は火星を離れ地球へと帰還する。

 NASAのジェット推進研究所でIngenuityの開発に関わったHavard Fjær Grip氏は、「回収ヘリコプターではIngenuityから誘導とナビゲーションを発展させる必要がある」と語っている。回収ヘリコプターには、車輪とロボットアームが搭載される予定だ。そして「今後数年間、設計が成熟するにつれて、詳細は変更される」とGrip氏は述べている。

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