「#趣味で作る人工衛星」口絵(出典:オーム社)

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人工衛星の作り方が分かる書籍「#趣味で作る人工衛星」、4月18日から発売

2023.04.11 16:18

飯塚直

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 オーム社(東京都千代田区)は4月11日、「#趣味で作る人工衛星」(B5判、216頁)を4月18日から発売すると発表した。税込価格は2860円。

 同書では、人工衛星の始め方、作り方、運用の仕方を掲載。人工衛星の設計、製造、試験、運用、安全審査に関する情報などを紹介している。宇宙開発に興味がある人、人工衛星を作ってみたいと思っている社会人や学生、電子工作が好きな人におすすめとしている。

「#趣味で作る人工衛星」書影(出典:オーム社)
「#趣味で作る人工衛星」書影(出典:オーム社)

 著者であるリーマンサット・プロジェクトは、普段宇宙開発に関わっていないサラリーマンや学生などが趣味で宇宙開発することを目的に、10代から60代の男女で構成。毎年1機を目標に衛星打ち上げを計画。人工衛星や探査機、ロケットの開発、世界初の実証実験の実現に向けて活動しているという。

 リーマンサット・プロジェクトは実際に超小型衛星(キューブサット)「RSP-01」を開発。2021年2月に打ち上げられ、2021年3月に国際宇宙ステーション(ISS)から放出されている。資金はクラウドファンディングでも賄われた。

「#趣味で作る人工衛星」口絵(出典:オーム社)
「#趣味で作る人工衛星」口絵(出典:オーム社)

 地球の周りを回りながら、アームを伸ばして地球を背景にカメラで“自撮り”することがメインミッションであるRSP-01は、自撮りを意味する「Selfie」とRSP-01に思うがままのミッションを詰め込みたいという開発メンバーのわがまま「Selfish」という思いから、愛称が「Selfie-sh」。2022年6月にミッションは終了した。

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