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NASA、月裏面探査の着陸船にFireflyを採用したと発表–2026年にミッション実施へ
2023.03.22 05:56
米航空宇宙局(NASA)は現地時間3月14日、月裏面を探査するミッションの着陸船に、Firefly Aerospaceの「Blue Ghost」を選定したと発表した。
NASAが2026年に予定しているミッションでは、月の裏側にペイロードを投入する。着陸船のGlue Ghostには2機のペイロード「LuSEE-Night」「User Terminal」が搭載される予定だ。Glue Ghostはペイロードと地球との通信の中継にも利用される。
Glue Ghostと地球との通信には、欧州宇宙機関(ESA)の通信・航法衛星「Lunar Pathfinder」が利用される。同探査機は月周回楕円軌道に投入され、Glue Ghostと地球との通信を中継する。
今回の契約は、「Commercial Lunar Payload Services(CLPS)」プログラムとして、Fireflyに1億1200万ドル(約140億円)で与えられたものだ。またこの取り組みは、NASAによる有人月探査計画「Artemis(アルテミス)」の一環でもある。