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地球観測衛星「だいち」の応援大使に三浦大知–イメージソングに新曲「ALOS」

2023.01.27 08:00

飯塚直

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 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は1月26日、2006年から続く陸域観測技術衛星(地球観測衛星)「だいち」シリーズの認知向上を目的にアーティストの三浦大知氏を応援アンバサダーに起用したと発表した。先進光学衛星「だいち3号」(ALOS-3)を載せた新基幹ロケット「H3」試験機1号機の打ち上げが2月13日に予定されている。

 だいちシリーズは、地震や豪雨による水害や土砂災害、森林火災、火山噴火などのさまざまな災害の監視や状況把握、地理空間情報の整備と更新などへの貢献を目的にしている。

 光学センサーとレーダセンサーの両方を搭載した初代「だいち」(Advanced Land Observing Satellite:ALOS)は2006~2011年に運用。レーダセンサーを搭載した「だいち2号」(ALOS-2)は2014年に打ち上げられ、現在も活動。光学センサーを搭載するだいち3号は2月13日の打ち上げを予定しており、レーダセンサーを搭載する「だいち4号」(ALOS-4)は現在開発中。

 だいちシリーズのイメージソングとして書き下ろした新曲「ALOS(エイロス)」の採用を決定。新曲「ALOS」は2月1日から各種音楽配信サイトで配信を予定している(ティザー動画)。筑波宇宙センターでの撮影の模様も入れたミュージックビデオも制作しているという。

 三浦大知氏が地球観測衛星について学ぶために筑波宇宙センターを訪れた際の様子、これから宇宙で活躍する、だいち3号にエールを送るために種子島宇宙センターを訪問した様子などを収録した動画を1月26日にJAXAの公式YouTubeチャンネル「JAXA Channel」で公開している。

だいちの応援アンバサダーに起用された三浦大知氏(出典:JAXA)

 三浦大知氏はFolderのメインボーカルとして1997年にデビューし、2005年3月にシングル「Keep It Goin’ On」でソロデビュー。同じ名前であり、日本から世界に発信していく姿勢や目標がだいちと親和性を有していること、幅広い年齢層から支持され、一般認知度の高いアーティストであることが起用の理由だと説明。アーティストを地球観測衛星のアンバサダーとして起用するのはJAXAとして初めてとしている。

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