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Virgin Orbit、英国発での打ち上げに失敗–搭載衛星を喪失

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　Virgin Orbit（ヴァージン・オービット）は、英国からの小型ロケット「LauncherOne」の打ち上げに失敗した。

　Virgin Orbitは航空機からの小型ロケット打ち上げを手掛ける、宇宙開発ベンチャーだ。すでに米国のモハーベ宇宙港からの打ち上げには4回成功しており、英国のコーンウォール宇宙港からの初の打ち上げミッション「Start Me Up」にむけて、準備を進めていた。

　現地時間1月9日に実施されたミッションでは、航空機「Cosmic Girl」からのLauncherOneの切り離しは成功。ロケット第1段の燃焼と分離、ロケット第2段の燃焼は予定どおり実施されたが、その後になんらかの異常が発生していることが判明した。

　「LauncherOneに異常が発生たようだ。このミッションでは軌道に投入することができない」と、Virgin Orbitのシステムエンジニアリング・検証部門を担当するChris Relf（クリス・リルフ）氏は語っている。

　LauncherOneの打ち上げの失敗により、搭載されていた9機の衛星も失われた。一方でCosmic Girlは、無事に宇宙港へと帰還している。