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天地人、個人から資金調達–「天地人コンパス」の事業開発などに活用

2022.12.27 16:40

飯塚直

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 JAXAベンチャーである天地人(東京都港区)は12月27日、JMDC(東京都港区)創業者の木村真也氏、岡田隆太朗氏、尾﨑典明氏から資金を調達したと発表した。

 天地人は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の衛星をはじめとする地球観測衛星などから得られる宇宙ビッグデータを活用し、土地評価サービス「天地人コンパス」をコアとして、農業、インフラ、エネルギー、カーボンオフセットという4つを軸に事業を展開している。

 直近では、農業事業で宇宙ビッグデータを活用した「宇宙ビッグデータ米」を栽培。インフラ事業では、2月から愛知県の豊田市上下水道局水道維持課とチームを組んで、漏水リスクを分析する実証実験を進めている。

 フランスやグアム、アメリカ、オーストラリア、カンボジアに社員がおり、世界規模でプロジェクトを展開。2022年は西アフリカ・ブルキナファソで豪雨による農作物への被害を軽減するため、衛星データを活用した降雨情報を農家へと提供するモバイルアプリを開発している。

 今回調達した資金については、天地人コンパスの事業開発やさらなる世界展開を視野に入れた組織体制の強化に投資していくという。

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