ソユーズにできた穴、「ふたご座流星群が原因」説をNASAが否定

2022.12.23 17:47

　ISSに接続しているロシアの宇宙船「Soyuz」にて冷却水の漏洩が起きている問題について、「ふたご座流星群」によるものという可能性を、米航空宇宙局（NASA）とロシアが否定した。

　国際宇宙ステーション（ISS）では12月14日に、冷却水が宇宙空間に噴出するというトラブルが発生。現在は復旧に向けた取り組みが続けられている。

　Soyuzから冷却水が噴出したタイミングは、ふたご座流星群のピークとちょうど重なっていた。しかしNASAの宇宙ステーションプログラム・マネージャーのJoel Montalbano（ジョエル・モンタルバーノ）氏は、「流星群の飛行方向は異なっていた」と報告している。

　Soyuzは来年3月に、3人の宇宙飛行士を乗せて地球へと帰還する予定だった。現時点ではSoyuzの漏洩トラブルの原因は不明で、また宇宙飛行士の帰還ミッションに利用できるかどうかもわかっていない。

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