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宇宙太陽光発電、2025年にプロトタイプ衛星を打ち上げへ–Northrop Grumman
2022.12.26 10:29
Northrop Grumman(ノースロップ・グラマン)は米国時間12月15日、宇宙太陽光発電「Space Solar Power Incremental Demonstrations and Research(SSPIDR)」に関する技術の実証実験を完了したと発表した。
SSPIDRは2025年に予定されているミッションで、軌道上の太陽光パネルで発電を行い、地上へと送信する。これにより、災害時などでも一時的に地上に電力を供給することが可能になる。
今回の実証実験では、ビーム操作によりさまざまなアンテナに向けて、無線周波数エネルギーを送信する能力が実験された。この試験は、ボルチモアにあるNorthrop Grumman社の無響室試験室で行われた。
Northrop Grummanでリモートセンシングプログラムを担当するJay Patel(ジェイ・パテル)氏は、「今回の知見を我々のプロトタイプに反映させ、2025年に打ち上げ、実際に無線エネルギーを地球に照射する能力を示す予定だ」と述べている。