中国、海上フロートから新型固体ロケットを打ち上げ

2022.12.14 10:35

　中国は12月9日、朝鮮半島との間の黄海に設置された移動式プラットフォームから、新型固体ロケット「Jielong-3」で14機の衛星を打ち上げた。

　Jielong-3は4段式ロケットで、1,5トンのペイロードを高度500kmの太陽同期軌道（SSO）へと投入することができる。開発は中国運載火箭技術研究院（CALT）の商業部門ことChina Rocketが手掛けた。

　今回のミッションでは、商業リモートセンシング衛星や通信、ナビゲーション向け衛星プラットフォーム、生命科学実験衛星などが打ち上げられた。

　今回の海上宇宙港の利用により、中国の他の宇宙港の負担を軽減することが期待される。またこのプロジェクトは、さまざまな宇宙関連企業を誘致し宇宙産業チェーンを育成することを目的としている。

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