天地人、衛星データ活用コンテストの日本大会で優勝–世界大会にエントリー

2022.12.06 16:27

　JAXAベンチャーの天地人（東京都港区）は、衛星データ活用に関する国際的なコンテスト「Copernicus Masters（コペルニクス・マスターズ）」の日本大会で優勝した。

　Copernicus Mastersは、人工衛星で得られるデータを活用する事業のアイデアを募るコンテスト。欧州委員会（EC）と欧州宇宙機関（ESA）が主催している。総合賞の受賞者には、賞金と衛星データが提供される。

　日本大会の開催は今回2回目。受賞者は自動的に世界大会エントリーとなり、「Overall Winer 2022」（総合大賞）の選考に進む。

　日本大会で優勝した天地人は、人工衛星による地球観測ソリューションを水不足や干ばつといった地球規模の課題解決に活用できるとプレゼンテーションで提案した。具体的な取り組みとしては、水道管の漏水リスクが高い地域を判定するシステムの開発や、各種土地データを表示する「天地人コンパス」のフリープラン提供、といった事業を展開している。

　今後については、地球規模の課題である水不足と干ばつに対応できるツールの開発を進めるという。

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