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民間月探査「HAKUTO-R」ミッション1打ち上げ、12月7日以降に–ispace発表

2022.12.02 19:58

田中好伸(編集部)

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 ispace(東京都中央区)は12月2日、民間月面探査プログラム「HAKUTO-R」ミッション1の打ち上げについて、12月7日以降になることを発表した。打ち上げ日時が確定したら、改めて発表するとした。

 12月3~6日が予定している月への軌道での航行が難しい期間(ブラックアウト期間)であることを考慮したためと説明している。新しい打ち上げ日については、ミッション1の月着陸船(ランダー)を搭載するロケット「Falcon 9」を打ち上げるSpace Exploration Technologies(SpaceX)と引き続き協議している。

 日本時間で11月30日時点でランダーはFalcon 9のフェアリングに搭載された状態で充電作業が完了、射点への移動も完了していた。Falcon 9の追加点検作業が生じ、ロケットを整備、点検する格納庫(ハンガー)に戻ることになった。

 ランダーへの充電作業は継続。ランダー自体に不具合はないと説明している。

日本時間11月30日にロケットが射点に移動(出典:ispace)
日本時間11月30日にロケットが射点に移動(出典:ispace)

 12月1日の記者会見で説明したように、12月中旬頃までに打ち上げた場合、運用に大きな変更はないとし、月への着陸予定日は2023年4月末頃を予定している。着陸目標地点も、北緯47.5度、東経44.4度にある「氷の海(Mare Frigoris)」に南東にあるアトラスクレーターに変更はないと説明している。

 打ち上げが12月中旬以降になった場合でもミッション1の実施計画に変更はないとしているが、運用スケジュールや月着陸予定日を再検討することが考えられるとしている。

日本時間11月30日打ち上げ前の様子。ランダーはフェアリングに搭載(出典:ispace)
日本時間11月30日打ち上げ前の様子。ランダーはフェアリングに搭載(出典:ispace)

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