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iPhone 15の新たな衛星通信サービス、中国の月面基地計画–3分で読める先週の宇宙トピックまとめ(9月11日〜17日)

2023.09.19 13:57

小口貴宏(編集部)

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 Appleが「iPhone 15」シリーズに導入した衛星通信活用のロードサービスから、中国の月面基地計画など、先週1週間(2023年9月11日~9月17日)に掲載したニュースの中から注目すべき記事をまとめた。

「iPhone 15」は衛星経由のロードサービス呼び出しに対応–圏外でもOK

Appleは日本時間9月13日未明に開催した新製品発表会で、新型スマートフォン「iPhone 15」が衛星経由のロードサービス呼び出しに対応すると発表した。万が一クルマなどが故障した際、圏外でもiPhone 15の衛星通信を利用して、ロードサービスを呼び出すことができる。

中国の月面基地計画に南アフリカが参加へ–2030年代の建設を予定

 中国国家航天局(CNSA)は、中国主導の月面基地計画「国際月面研究ステーション(ILRS)」に南アフリカが参加すると発表した。

 ILRSは2030年代の建設が予定されており、国際的に開放されたプロジェクトとして進行中である。この協定により、ILRSの実証、実施、運用、応用、訓練などの分野で、中国と南アフリカは広域な協力を行うこととなる。

ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡、太陽系外惑星に生命存在の可能性を高める事実を発見

ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡、太陽系外惑星に生命存在の可能性を高める事実を発見

 ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡から得られた新しいデータにより、太陽系外惑星「K2-18 b」に生命が存在する可能性が高まっていることが示された。

 この惑星の大気には水蒸気が存在し、さらにジェイムズ・ウェッブ望遠鏡はメタンと二酸化炭素も検出した。これらの発見は、K2-18 bの大気の下に海が存在する可能性を示唆している。しかし、この惑星の海は生命が存在するには温度が高すぎる可能性もあると指摘されている。

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