特集
NASAの動画配信サービス、宇宙天気を調べるISSの新装置–3分で読める先週の宇宙トピック(7月31日〜8月6日)
2023.08.07 15:56
米航空宇宙局(NASA)の動画配信サービスから、宇宙天気を直接観測できる国際宇宙ステーション(ISS)の新装置、岩谷技研の有人気球試験まで、先週1週間(2023年7月31日~8月6日)のニュースから注目すべき3本をまとめた。
NASA、ストリーミングサービス「NASA+」を年内に提供へ
米航空宇宙局(NASA)は年内に独自のストリーミングサービス「NASA+」を2023年内に提供する。このサービスは、NASAのミッションをライブ配信するもので、オリジナルの動画シリーズも配信される。NASA+は無料で、広告は表示されず、多くのデバイスで利用可能できるという。
宇宙の「天気」を直接観測、新型センサーがISSへ–その用途とは
欧州宇宙機関(ESA)が開発した新型センサー「Multi-Needle Langmuir Probe」が国際宇宙ステーション(ISS)に到着する。
このセンサーは、地球の上層大気の「天気」を詳細に測定する能力を持つ。宇宙天気予報は、太陽フレアや磁気嵐などの影響を予測するもので、これらの現象は通信や電子機器に影響を及ぼす可能性がある。
気球で成層圏への遊覧飛行を目指す岩谷技研、最高高度6072mに到達
岩谷技研は、有人気球の飛行試験で過去最高の高度6072mに到達したと発表した。この試験は、高度6000m超の有人飛行を目的として行われ、新型の生命維持装置付き機密キャビン「Type-9」を使用した。今後は高度1万2000mの成層圏到達を目指す試験を予定している。