特集

Virgin Galacticが初の商業宇宙飛行、中国がFalcon 9匹敵ロケットを計画–3分で読める先週の宇宙トピックまとめ（6月27日～7月3日）

　Virgin Galacticによる商業宇宙飛行の実施や、Rocket Labによるサブオービタル打ち上げ、中国の「Falcon 9」に匹敵するロケット打ち上げ計画まで、先週1週間（2023年6月27日～7月3日）のニュースから注目すべき3本をまとめた。

Virgin Galacticが初の商業宇宙飛行

　Virgin Galacticは米国時間6月29日、商業飛行ミッション「Galactic 01」を実施した。乗員1名とイタリア人乗客4人を搭乗させた「VSS Unity」は、米空軍が宇宙空間と定義する高度85.1kmにまで到達し、その後に地上へと帰還した。

Rocket Labが初の準軌道ロケットの打ち上げに成功

　Rocket Labは米国時間6月17日、同社初の準軌道（サブオービタル）ロケット「Hypersonic Accelerator Suborbital Test Electron（HASTE）」を打ち上げた。同ロケットはRocket Labの軌道ロケット「Electron」に変更をくわえたもので、700kgのペイロードの搭載が可能だ。

中国Space Pioneer、「Falcon 9」に匹敵するロケットを2024年5月打ち上げへ

　中国の民間ロケット開発企業である天兵科技（Space Pioneer）が、Space Exploration Technologies（SpaceX）の「Falcon 9」に匹敵するロケット「天龍3号」を2024年5月に打ち上げると中国メディアが報じた。天龍3号は2段式の液体ロケットで、地球低軌道（LEO）に17トンの打ち上げが可能だ。