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初の民間人ミッション達成、スペースX搭乗の4人が地球に帰還
2024.09.17 11:30
世界初の民間人による船外活動を成功させたスペースXのミッション「ポラリス・ドーン」の乗員4人が15日、地球に無事帰還した。
宇宙船「クルードラゴン」は現地時間の15日午前3時37分、米フロリダ州沖のメキシコ湾の海上にパラシュートで着水した。
今回のミッションでは50年の有人宇宙飛行史上で最も高い、地球から1400キロの高度に到達。12日には民間の出資で実現させた初の船外活動に成功した。
5日間のミッションを終えて大気圏に突入したクルードラゴンは、最大1900度の高熱にさらされながら時速2万7000キロの速度で下降した。乗員は、幅約4メートルの宇宙船の下部にある熱シールドに守られていた。
徐々に減速した宇宙船は、パラシュートを展開し、さらに速度を落として着水。近くで待機していたレスキュー隊が引き揚げて「ドラゴンの巣」と呼ばれる特製ボートに乗せ、最終的な安全確認を行った後に、乗員が宇宙船から降り立った。
ポラリス・ドーンのミッションには、米金融テクノロジー企業創業者のジャレッド・アイザックマン氏と同氏の友人で元米空軍パイロットのスコット・ポティート氏、スペースXのエンジニアを務める女性のアナ・メノン氏とサラ・ギリス氏が参加していた。
(この記事はCNN.co.jpからの転載です)