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カイロス打ち上げ失敗 敷地の焼損面積980平方m、施設の損傷なし

2024.03.19 13:30

朝日新聞

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 宇宙ベンチャー「スペースワン」(東京)の小型ロケット「カイロス」初号機の打ち上げ失敗に絡み、和歌山県串本町の発射場「スペースポート紀伊」で消火活動などにあたった町消防本部の泉紀人消防長が18日、現場の状況などを明らかにした。この日開かれた町議会本会議の一般質問の前に議員らに報告した。

 カイロスは13日午前11時1分に打ち上がったが約5秒後、飛行中断措置がとられ、高度約50~60メートルで爆発した。

 泉消防長の報告によると、この日は消防車1台と職員7人が総合指令棟に待機していた。爆発後、施設の放水設備が消火にあたり、火災が弱まり安全が確認されたことから、約40分後に消防隊員が現場に入って消火活動を行い、付近の数カ所で発生していた火災を鎮火させたという。

 焼損面積は山林やロケットの残骸を含め約980平方メートルで、発射場の施設について大きな損傷はなかったという。(勝部真一)

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(この記事は朝日新聞デジタルに2024年3月18日18時に掲載された記事の転載です)

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