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欧州の次期大型ロケット「Ariane 6」、初号機打ち上げは23年後半に

2022.10.21 08:14

塚本直樹

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 欧州宇宙機関(ESA)やロケット開発を手掛けるAriane Groupは現地時間10月19日、次世代大型ロケット「Ariane 6」の初飛行が2023年第4四半期(10月〜12月)に遅れることを発表した。

出典:ESA/Manuel Pedoussaut

 Ariane 6は欧州が運用する大型ロケット「Arian 5」の後継機で、3段式の使い捨てロケットだ。第1段の固体ロケットモータの本数により「A62」「A64」の2バリエーションが用意されており、これまでは2023年初頭の初打ち上げが予定されていた。

 Ariane 6の初打ち上げは、フランス領ギアナのギアナ宇宙センターからおこなわれる。ESAのJosef Aschbacher事務局長は、2023年第4四半期というスケジュールは「5月に設立されたプログラムの外部レビュー」にもとづいたもので、最終的に決定されたものではないと発言している。

 Ariane 6の初打ち上げが遅れた理由は、今回は明かされていない。一方で、ロケット上段の燃焼テストが成功したことや、打ち上げ施設の統合試験の結果などが発表された。

 現在Ariane 6のプロトタイプは、ロケットと地上装置のインターフェイステストのために、ギアナ宇宙センターの発射台に設置されている。そして今後はソフトウェアや制御システム、機体のテストが予定されている。また実際に飛行するAriane 6も、組み立ての最終段階にあることが明かされた。

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