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中国、1週間で3度目の衛星打ち上げに成功

2022.10.14 17:53

塚本直樹

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 中国は現地時間10月12日、地上環境の監視を目的としたレーダー監視衛星「S-SAR01(通称:Huanjing-2E)」を打ち上げた。

 中国国営メディアの新華社によれば、Huanjing-2Eの打ち上げは山東省北部の太原衛星発射センターから実施された。打ち上げに利用されたのは「長征2C」ロケットだ。同衛星は5メートルの分解能を持ち、主に災害救助と環境保護の目的に使用される予定だ。その他にも、水資源や天然資源、農業、林業などの調査にも使用される。

 国家航天局(CNSA)は公式サイトにて、「打ち上げミッションは成功した」と伝えている。またこのレーダー衛星を主に利用するのは、中国の防災省と生態環境省になる。Huanjing-2Eは2020年に打ち上げられた中解像度のレーダー衛星「Huanjing-2A」「Huanjing-2B」に加わることとなる。

 Huanjing-2Eの打ち上げは、中国にとって1週間で3回目、2022年では通算45回目の打ち上げとなった。

(出典:CCTV)

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