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SpaceX、ケープカナベラルのロケット発射台をアップグレード

2022.10.06 08:00

塚本直樹

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 Space Exploration Technologies(SpaceX)は米国時間9月26日に開かれた宇宙飛行士打ち上げミッション「Crew-5」のブリーフィングでケープカナベラル宇宙軍基地のロケット発射台のアップグレード計画に言及した。

 Crew-5では日本人の若田光一氏を含む4人の宇宙飛行士が、SpaceXの「Falcon 9」ロケットと「Crew Dragon」宇宙船を利用し、ケネディ宇宙センターから国際宇宙ステーション(ISS)へと向かう。打ち上げはハリケーン「Ian」の影響から10月5日に延期されている。

 SpaceXは次世代ロケット「Starship」の打ち上げでもケネディ宇宙センターを利用する予定だが、同時にケープカナベラル宇宙軍基地も、そのバックアップとして整備を予定している。これにより、同宇宙軍基地もStarshipによる有人/貨物輸送ミッションで利用することが可能となる。

 具体的な改修内容については発表されていないものの、SpaceXはケープカナベラル宇宙軍基地のロケット発射台「Space Launch Complex 40(SLC-40)」のアップグレードに向けたハードウェアの注文と、複数の契約を締結していることを明かしている。

ケネディ宇宙センターから打ち上げられるCrew-5(出典:NASA/Joel Kowsky)
ケネディ宇宙センターから打ち上げられるCrew-5(出典:NASA/Joel Kowsky)

 現在、SpaceXはStarshipのプロトタイプのロケット燃焼実験を繰り返しており、同社最高経営責任者(CEO)のElon Musk氏によれば「10月下旬から11月にも軌道打ち上げ試験が行われる可能性がある」という。

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