ニュース

QPS研究所、小型SAR衛星12号機「クシナダ-I」を8月5日に打ち上げ

2025.08.01 17:15

UchuBizスタッフ

facebook X(旧Twitter) line

 QPS研究所(福岡市中央区)は小型の合成開口レーダー(SAR)衛星「QPS-SAR」12号機を日本時間8月5日午後0時45分に打ち上げる。8月1日に発表した。

 Rocket Labのロケット「Electron」でニュージーランド・マヒア半島にある同社の射場Launch Complex 1から打ち上げる。投入予定軌道は高度575m、中傾斜軌道。

 QPS研究所とRocket Labは衛星8機を打ち上げる契約を2月に締結。そのうち、今回は4回目の打ち上げ。QPS研究所専用として打ち上げられる。

 12号機の愛称は「クシナダ-I」。この名前にちなんで打ち上げミッションは「The Harvest Goddess Thrives」(豊穣の女神の繁栄)。ミッションパッチには美しい自然が広がる様子が描かれている。

The Harvest Goddess Thrivesのミッションパッチ(出典:QPS研究所)
The Harvest Goddess Thrivesのミッションパッチ(出典:QPS研究所)

 Electronは直径が1.2m、全高が18m。燃料はケロシンと液体酸素。高度500kmに320kgの貨物(ペイロード)を投入できる。以下はミッションの予定スケジュール。

1分 9秒=ロケットの構造にかかる負荷が最大となる「最大動圧点(マックスQ)」
2分29秒=第1段メインエンジン燃焼停止
2分32秒=第1段と第2段が分離
2分35秒=第2段エンジン燃焼開始
3分12秒=フェアリング分離
9分 2秒=第2段エンジン第2回燃焼停止
9分 6秒=第2段とキックステージが分離
50分16秒=キックステージエンジン燃焼開始
52分54秒=キックステージエンジン燃焼停止
53分45秒=ペイロードを軌道に投入

(出典:QPS研究所)
(出典:QPS研究所)

関連情報
QPS研究所プレスリリース
The Harvest Goddess Thrives

Related Articles