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インターステラ、独企業アトモスと提携–打ち上げから帰還までのワークフローを共同開発
2025.07.08 17:15
インターステラテクノロジズ(北海道大樹町)は、宇宙から地球に貨物(ペイロード)を帰還させる大気圏再突入カプセルを開発するドイツのATMOS Space Cargoと戦略的パートナーシップ契約(SPA)を締結した。7月8日に発表した。
インターステラの小型衛星打ち上げロケット「ZERO」の複数回の優先打ち上げに合意した。ATMOSのカプセルをZEROで打ち上げ、宇宙空間で運用、地球に帰還させるまでのワークフローを共同で開発する。
カプセルに搭載されるペイロードの調整や試験は国内のインターステラが保有する施設で進められるため、日本やアジアの顧客にとって物流を効率化できるとともに打ち上げまでのリードタイムを短縮できるとメリットを説明する。
ATMOSは宇宙環境で実証・実験などを行った後で地球に帰還させる大気圏再突入カプセル「PHOENIX-1」を4月に初飛行させている。同社が進める地球への帰還サービスは希望する軌道への正確な打ち上げが必要という。

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インターステラ プレスリリース
