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BULL、フランスに100％子会社を設立–欧州でのパートナー企業や宇宙機関との連携を深化

2025.07.07 17:00

　BULL（栃木県宇都宮市）はフランスに100％子会社BULL SASを4月13日に設立した。7月7日に発表した。

　BULL SASは欧州でのパートナー企業や宇宙機関との連携を深める拠点として機能すると説明。BULLが開発する宇宙ゴミ（スペースデブリ）化防止装置（Post Mission Disposal：PMD）「HORN」をはじめとする技術やサービスの展開を欧州で担う。欧州についてBULLは、スペースデブリや軌道環境の保全など持続可能な開発目標（SDGs）に対する関心が高く、国際ルールの整備や実装の先進地域と説明している。

　欧州への事業拡大は、経済産業省と日本貿易振興機構（JETRO）が主導する起業家海外派遣プログラム「J-StarX Europe Long-term Program（France）」への採択が契機と説明。ビジネススクールであるHEC Parisからの支援を受けながら実現したという。

　BULLは、革新的な宇宙技術を通じて地球規模の課題に挑むスタートアップとして経済産業省の「J-Startup」プログラムに選定されており、国内外からの信頼と期待を背景に、グローバル市場での存在感を高めたいと説明する。