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月着陸船「ブルーゴースト」、月の裏側を動画で撮影–3月2日に着陸をライブ配信
米Firefly Aerospace(ファイアフライ・エアロスペース)の月着陸船(ランダー)「Blue Ghost」(ブルーゴースト)が月の裏側を動画で撮影し、地球に送信した。
同社にとって初のランダーであるBlue Ghostは、Space Exploration Technologies(SpaceX、スペースX)の「Falcon 9」(ファルコン9)ロケットで米国時間1月15日に打ち上げられ、2月に月周回軌道に投入された。計画通りなら3月2日に月の「Mare Crisium(危機の海)」に着陸する予定だ。
「この映像は10倍速のもので、高度約100kmの位置から撮影されたものだ。映像には月の裏側と、Blue Ghostの姿勢制御システム(RCS)のスラスター、両側の放熱パネルが映し出されている。放熱パネルは正常に動作し、サブシステムを極端な温度変化から守っている」とFireflyは説明している。
Blue Ghostによる月着陸ミッション「Ghost Riders in the Sky」は、米航空宇宙局(NASA)の「商業月面輸送サービス(CLPS)」の一環であり、同ランダーはNASAの10個の観測機器や実証機器を搭載している。Blue Ghostの月でのミッション期間は約14日を予定している。
現在、Blue Ghostを含めて月着陸を目指しているランダーは3機。Blue Ghostと相乗りの形で打ち上げられた日本のispaceの「RESILIENCE」と2月27日に打ち上げられた米Intuitive Machinesの「Athena」(日本のダイモンが設計、製造した小型探査車「YAOKI」を搭載)。いずれも民間企業。Blue GhostとAthenaはCLPSの一環。
Athenaは3月6日にも月に着陸する予定。RESILIENCEは5月末か6月初旬に月に着陸する見込み。
月着陸はFireflyにとって初挑戦になる。Intuitive Machinesは2回目の月着陸を目指しており、1回目は成功。ispaceの月着陸は2回目の挑戦になる(1回目は着陸寸前に月に墜落した)。
Blue Ghostが月に着陸する様子は米中部時間3月2日午前1時20分(日本時間同日午後4時20分)からNASAなどでライブ配信される予定。
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Ghost Riders in the Sky最新情報
NASAライブ配信
CLPS(Blue Ghost 1)
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