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月着陸船「ブルーゴースト」、月面から高度120kmまで接近–3月2日に着陸へ

2025.02.20 14:30

塚本直樹

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 米Firefly Aerospace(ファイアフライ・エアロスペース)の月着陸船(ランダー)「Blue Ghost」(ブルーゴースト)が軌道を下げて月面に接近している。

 Blue Ghostは月着陸の前段階として、3分18秒間のエンジン燃焼で月周回軌道をより低くすることに成功した。ランダーは月面から高度約120kmまで降下し、高度を維持したまま最終降下フェーズを迎える。

 Fireflyによれば、Blue Ghostが月の裏側を周回する際には通信が途切れる可能性があるという。ランダーが月の表側にいる間は、次のエンジン燃焼や着陸パターンを最終調整し、「3月2日の月面着陸に向けて準備を進める」としている。

 Blue GhostはSpace Exploration Technologies(SpaceX、スペースX)の「Falcon 9」(ファルコン9)ロケットで(ispaceの「RESILIENCE」と相乗りして)先月打ち上げられ、地球からの4日間の飛行の後に月周回軌道に到達した。同ランダーのミッション「Ghost Riders in the Sky」では、米航空宇宙局(NASA)の「商業月面輸送サービス(CLPS)」として、10個の研究技術実証ペイロードが搭載されている。

(出典:Firefly公式Xアカウント)

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