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Scout Space、デブリ除去プロジェクトで米宇宙軍と契約–50万ドルを獲得

2022.08.26 07:00

塚本直樹

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 宇宙スタートアップ米Scout Spaceは米国時間8月24日、軌道上の宇宙ゴミ(スペースデブリ)除去プロジェクト「Orbital Prime」で米宇宙軍と契約を締結した。同社は、スタンフォード大学やフロリダ工科大学と提携している。

 Orbital Primeは、米宇宙軍の技術部門であるSpaceWERXが運営するプログラムだ。5月には、軌道上のデブリ除去やその他の宇宙サービスに関する技術開発の促進プログラムとして125の商業チームを選出している。

 今回の契約金額は、提携相手のスタンフォード大学とフロリダ工科大学でそれぞれ25万ドル(約3400万円)だ。Scout Spaceは、軌道上でのナビゲーションや安全なマヌーバ(接近)、追跡技術を開発する。

 Scout Spaceの創業者で最高経営責任者(CEO)のEric Ingram氏は「Orbital Primeは軌道上でのマヌーバと捕捉のための技術を開発する、高い評価を得ている教育機関と提携する、非常にユニークな機会を提供している」と述べている。

 Orbital Primeの第1期契約を獲得したチームは、2022年後半にそれぞれ最高150万ドル(約2億円)の第2期契約の獲得に向けて、競争することとなる。

(出典:Scout Space)

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