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スペースデブリ解決に新ルール、FCC提案–「ISAM」が利用できる可能性を指摘

2022.08.15 18:01

塚本直樹

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 米連邦通信委員会(FCC)は2年前に制定された宇宙ゴミ(スペースデブリ)に関する規則を更新し、「宇宙空間での保守・組立・製造(In-Space Servicing, Assembly, and Manufacturing:ISAM)」のリスクに焦点をあてることを提言した。

 2020年にFCCによって発表された規則では、米国の衛星オペレーターによる衝突リスク、安全に廃棄できる確率、起こりうる犠牲リスクなどを開示することが求められた。一方で現在の宇宙開発では、“メガコンステレーション(巨大衛星群)”やクラウドファンディングによって打ち上げられる衛星のスペースデブリに対応する必要がある。

 今回の規制では、衛星への燃料補給や古い宇宙船の修理、デブリの捕獲、古い衛星の再利用などで、ISAMの技術が利用できる可能性を指摘している。一方で宇宙での活動はそれ自体がデブリを発生させる可能性があるとも言及しており、最終的には一連のルールを策定する必要があるとしている。

 FCC委員のNathan Simington氏は、「米国の衛星サービスプロバイダーに向けたスペースデブリの軽減に関する規則を策定する際に、ISAMプロバイダーや他の宇宙事業者にも同じか、同等の義務が適用されるようにすることが極めて重要だ」と述べている。

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