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ispace、月着陸船「レジリエンス」の初回軌道制御マヌーバに成功–地球から25万Km地点で16秒間噴射
2025.01.17 12:21
ispace(東京都中央区)は1月17日、月探査計画「HAKUTO-R」ミッション2の月着陸船(ランダー)「RESILIENCE」(レジリエンス)について、初回の軌道制御マヌーバに成功したことを発表した。
RESILIENCEランダーは1月15日に、米国のケネディ宇宙センターでSpace Exploration Technologies(SpaceX)のロケット「Falcon 9」によって打ち上げられ、ロケットから分離。その後、通信の確立も確認された。
同社によれば、1月17日の午前4時40分に、地球から25万km地点でおよそ16秒間メインエンジンを噴射し、初回の軌道制御マヌーバを実施。ランダーを予定軌道へ投入するとともに、主推進系および誘導制御系の動作を確認した。
これにより、ミッション2におけるマイルストーン のサクセス 4を完了したことになる。現在もランダーは地球周回軌道上を航行中しており、今後サクセス 4となる月フライバイを完了し、低エネルギー遷移軌道に入っていく予定だという。
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ispaceプレスリリース